「第1回中高生日本語研究コンテスト」開催記念シンポジウム

「日本語学と国語教育」


開催記録

  • 日時2022年12月11日(日)13時~17時
  • 会場オンライン開催(Zoomウェビナー)

本イベントは終了しました。


プログラム

 

開会挨拶

 森山卓郎(早稲田大学、日本語学会理事)

 

 

対談「国語教育と日本語学の新時代にむけて」 13:05~13:45

 近藤泰弘(青山学院大学、日本語学会会長)

 難波博孝(広島大学、全国大学国語教育学会理事)

 

 

パネルディスカッション「中高生と日本語学」 14:00~17:00

 

司会 田中牧郎(明治大学、中高生日本語研究コンテスト実行委員)

 

講演1

 平成29・30年告示学習指導要領における「言葉の教育」と日本語学

  安部朋世(千葉大学)

 

 各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準となる学習指導要領について、日本語学の視点から内容を整理・確認する。国語教育と日本語学の関連について皆さんと確認・共有することで、活発なパネルディスカッションに繋がればと考えている。

 

講演2

 国語教育学と日本語学をどうつなぐか―日本語学の知見を活用して国語の授業をつくる―

  清田朗裕(大阪大学、大阪教育大学附属池田中学校)

 

 『竹取物語』『枕草子』を取り上げ、日本語学の知見が国語の教材分析に役立つことを述べる。どのような見方・考え方を取れば、日本語(学)の知見が現在の国語教育(学)に生かせるかを具体的に示し、双方の発展に繋げていきたい。

 

講演3

 中高生が学術の発展に寄与するということ―日本語学の場合―

  矢田勉(東京大学)

 

 専門研究者・学会の立場から、中高生の日本語研究に対しては、研究に新鮮な視点を提供してもらう、研究の世界と社会とを繋ぐといった、学術の健全な発展に関わる実質的な期待があることを、具体例を交えて述べる。

 

講演4

 中高教員が日本語学に期待すること―エージェンシーの発揮と獲得に必要な条件を考える―

  勝亦あき子(東京大学教育学部附属中等教育学校)

 

  「ことば」の探究は中高生自身が身近な事象から日常を問い直すよい機会である。図書館と積極的に連携し地域や大学図書館の専門的資料や学術情報の提供を行うことで、更に主体的で深い学びが実現することを伝えたい。

 

講演5

 中高生日本語研究コンテストに参加して徳島県立池田高等学校探究科方言班の取り組み─

  田島幹大(徳島県立池田高等学校)、村上敬一(徳島大学)

 

 高校生を主体とした日本語研究の一事例として、徳島県立池田高校探究科方言班の探究活動を紹介し、中学・高校と大学との連携・接続を進めようとする教員や研究者が、どのようにきっかけや足がかりを作ればよいかを考える。

 

ディスカッション 

 

全体司会 河内昭浩(群馬大学、中高生日本語研究コンテスト実行委員)

開催案内(ファイルダウンロード)

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シンポジウム「日本語学と国語教育」開催案内.pdf
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