第4回中高生日本語研究コンテスト(全体講評)
2025年12月21日
中高生日本語研究コンテスト委員会
2022年度から始まった「中高生日本語研究コンテント」も,今回で4度目を迎えることになりました。2025年9月1日から9月30日を応募期間として実施し,11月30日に表彰作を発表しました。部門の設定や審査の観点は,第1回開催以来変わっていません。
研究の着想や方法を中心に研究計画までを,5分程度のプレゼンテーション動画にまとめる「アイデア部門」には,75件の応募がありました。また,研究を実施し分析結果を示し結論までを,10分程度の動画で発表する「リサーチ部門」には,72件の応募がありました。合わせて150件近くもの作品が寄せられたことに,深い感銘を覚えますとともに,応募して下さった生徒の皆さん,指導をして下さった先生方や保護者の方々,また,広報や運営などに協力して下さった関係者各位には,心よりお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
投稿作品は,日本語研究者30名の審査委員により,次の観点で審査しました。アイデア部門では「問い(課題)の設定」「調査や研究の方法」「発表の仕方」の3つ,リサーチ部門では,これらに「考察の展開」「結論の導き方」を加えた5つの観点です。
審査の結果,アイデア部門では15件を入選とし,その中から最優秀賞1件,優秀賞5件,奨励賞1件,リサーチ部門では12件を入選とし,その中から最優秀賞1件,優秀賞4件を表彰することになりました。これら表彰作のうち,受賞者の皆さんから許諾を頂いたものを公開します。また,各研究への審査委員による講評も記してあります。日常生活の中からうかんだ疑問を解明しようとした意欲的な研究,プレゼンテーションの方法に創意工夫を加えた研究,地道な調査を重ねることにより,思わぬ発見をもたらした研究など,今回も多様な作品が表彰されました。
残念ながら,表彰には至らなかった作品にも,日ごろの探究活動の様子が十分に伺えるものもあり,日本語研究が中高生のみなさんの間で着実な形で進んでいるようにも見えました。中高生日本語研究コンテストでは,表彰作への講評とは別に,応募して下さった全ての作品に対して,特に評価できるところや,今後一層発展させてほしいところなどについて,審査委員からのコメントをお送りしています。これからも研究を進めていくにあたり,参考にしてもらえればと思います。
中高生日本語研究コンテストへの参加を通して,多くの中高生の皆さんが,日本語研究の豊かな世界を,どんどん切り開いていって下さることを,心から期待しています。なお,第5回は2026年度に実施する予定です。是非ともご応募下さい。
中高生日本語研究コンテント委員会・委員長 山東 功
表彰作の動画視聴はこちらから