なにかことばの意味を調べたいとき、みなさんはどの国語辞書を手に取りますか。現在、多くの国語辞典が刊行されています。ご存知かもしれませんが、それぞれの辞書には編纂方針があり、載せられている語や数、また語釈(語の意味説明)もそれぞれ異なります。
日本語学会の機関誌『日本語の研究』(18巻2号、2022年8月刊)の「編集後記」に、「深掘り」のことを書きました。以下にその原文を掲げます。
今年は沖縄の本土復帰50周年ということで、沖縄がフューチャーされている。NHKの朝ドラ「ちむどんどん」もその一つである。ドラマの展開にいささかひっかかりを感じながらも見続けている。それはともかく、「ちむどんどん」では、共通語の形だけれど、使い方が共通語とは違う表現が出てくる。主人公の比嘉暢子が驚いたときに頻発する「真剣!(≒マジで!)」とか、比嘉家の兄弟たちが子どもころに兄弟ゲンカをする場面で相手を批難するときに叫ぶ「いんちき!(≒ずるい!)」とか。
「好きな言葉」をテーマにお話しします。 今回、身近な人に調査をしてみました。 ① まずは家族、息子(小2)に。 私「好きな言葉教えて」 息子(小2)「えー、うんピー!きゃはははー」 (小学校の男子が好きそうな、ここでは書けない単語がどんどん出てくる…。) 私「真面目にっ」 息子(小2)「えーっと、カービィ」...
青空に緑の映える、気持ちの良い季節になりました🌱 新しい命の息吹は力強く美しく、見ているだけでエネルギーをもらえる気がします❗️...
気付きやアイディアを研究にするのは,案外難しい。 私が教えている文学部では,4年生の1年間をかけて卒業論文を書くが,「こういうことを研究したいんですけど……」から「これをこういう方法で調べると,こういうことが分かるはず!」にたどり着くまでに,学生とかなりの時間をかけて議論する。...
日本語学会主催の、日本語研究コンテストの募集がスタートしました。
皆さんのご応募を楽しみにしております。
さて、日本語、研究と聞いた時、皆さんはどう思われたでしょうか。
このブログでは、日本語研究に向き合ってこられた先生方のお話をご紹介します。
最近気になる日本語のことや、意外な研究の種、日本語の面白さなどのお話があるかもしれませんね。
お楽しみに!